第1章  暴力の構造
第2章  暴力は許されない
第3章  暴力の責任
第4章  さまざまな気持ちに向き合う第5章  怒りを感じてもいいんだ
第6章  話してもいいんだよ
第7章  アサーティブであること
第8章  自分自身を守る計画
第9章  自尊感情の回復
 

 


第6章

話してもいいんだよ

 

もし家で暴力が起きていたら
だれかに話していいんだよ。

家族のだれかが暴力をふるっているなんて、
恥ずかしくって人には言えないと思っていませんか。
絶対に知られたくない家の「秘密」だと思っている人もいるでしょう。
でも、家庭内の暴力を経験している人はあなただけではありません。
暴力のことを他人に打ち明けることは、とても勇気がいることですが
自分ひとりで悩んでいないで、だれか信頼できる人に話してみませんか。

 

やってみよう!

●あなたにとって安心できる居場所

あなたは、安心できる居場所をもっていますか。想像の中の空間でもかまいません。あなたにとって心地よい居場所を絵に描いてみましょう。

●あなたの悩みごとや嫌なことを入れる“箱”
悩みごとや嫌なことがあったとき、その気持ちを入れておく“箱”が心の中にある便利です。あなただけの素敵な“箱”を想像して絵に描いてみましょう。

 

◆相談してみよう。
もし、あなたが誰にも悩みを話したくないのであれば、その気持ちも大切にされなくてはなりません。でも、誰かに話すことが、悩みの解決の糸口になるかもしれません。何をどこまでだったら話せるのか、自分の心に問いかけてみてください。少しずつでいいから、話せるところからでいいから、だれかに相談してみましょう。家族や友だち、先生に話せないこともあるかもしれません。そんなときは、相談にのってくれる専門機関に相談してみましょう。
◆心の中の安全な場所
人間の感情は変化していきます。いまは話せないことでも、いつか話せるときが来るかもしれません。それまで、自分を守る場所を探しておくことも必要なことです。心の中に、安心できる居場所や、悩みをしまっておける箱があるといいですね。

 

        あなたが虐待を受けていたら

虐待はエスカレートしやすいといわれています。直ぐに信頼のおける人に相談しましょう。
さまざまな虐待の中でも、性的虐待は打ち明けにくいものですが、恥ずかしいことではありません。勇気をもって相談しましょう。

 ・身体的虐待 (殴る、蹴る、火傷をさせるなど)
 ・性的虐待 (家族や保護者からの性的暴行、ポルノを見せるなど)
 ・心理的虐待 (言葉での脅しや、否定的言動、拒絶など)
 ・ネグレクト−保護の怠慢 (食事や身なりなどの世話をしない、病気にな
   っても治療を受けさせないなど)

*児童相談所はあなたの安全の確保に努めます。児童相談所は、全国の都道府県にあります。

      東京都児童相談センター:03-3208-1121
      神奈川県中央児童相談所:0466-84-1600