あなたは、家の中で起きている暴力を見てこんな気持ちになったことはないかな?
□ お父さんもお母さんも両方とも好きなのに、けんかばかりして嫌だな。
□ 家族がバラバラになったらどうしよう。
□ いつまた、お父さんが怒り出すかもしれない。こわいな。
□ どうして、いつも大声で怒鳴るんだろう。ああ、嫌だ。
□ お母さんがけがをしたらどうしよう。
□ お父さんはなぜ、あんなひどいことをするのだろう。でも、優しいところもあるし・・・
□ もっと優しくしてほしいのに、誰も私の気持ちをわかってくれない。
□ 私がいい子にしていれば、けんかは起こらないのかな・・・
□ 私だけどうしてこんな家に生まれてきたんだろう。
□ お母さんは私を守ってくれない…
□ お母さんだって悪い。
□ 私の家はみんなの家と違う。家で起きていることは誰にも言えない。
□ 友達の家は幸せそうでうらやましい。どうしてあんなに楽しそうに笑っていられるのだろう。
◆子どもの気持ち
子どもは、父親や母親に対する愛情があるからこそ、かえって辛い思いを味わいます。あなたは、家族が傷つけあうことを悲しんだり、自分の家で起きていることを恥ずかしいと感じたり、愛情に満ちた家庭をうらやましいと思ったことはありませんか。家庭の状況をどうにかしたいと思っても、状況が何も変わらなければ、子ども達はやり場のない怒りと無力感に支配されていきます。
◆引き裂かれる気持ち
暴言を吐く父親に対して、「どうしてお父さんはお母さんに、あんなひどいことばかり言うのだろう」と怒りを感じる一方で、「お父さんにもいいところもあるし、優しいところもある…」という気持ちにもなります。それは間違ったことではありません。あなたが、「お父さんのやっていることは嫌いだけれど、お父さんのことは好き」と感じるならば、その気持ちは大切にしましょう。
◆怒り
さまざまな感情の中でも、怒りはやっかいな感情です。自分の怒りを正当なものだと認め、それに適切に対処しないと自尊心が低くなっていきます。
危険で向こう見ずな行動、自暴自棄な行動(過食、拒食、リストカット、売春、麻薬、アルコールの乱用、自殺など)、これらはすべて怒りを内面に向けた例です。
自分を傷つけることなく、怒りとうまくつきあう方法を考えてみましょう。
健康的な怒りの表現方法を身に付ければ、無力感と暴力に支配されずに自分で怒りをコントロールできるようになります。 |